「初音の庭」The HATSUNE Garden
場所/ 京都市中京区姉小路通東洞院東入
環境芸術- 初音の庭「地の響」八木マリヨ作
京都教育相談総合センター 「こどもパトナ」の前庭
初音の庭-地の響
環境芸術家八木マリヨ作
The HATSUNE Garden Environmental Art - Resonance of Earth-
at Kyoto Municipal Education Counseling Center for Children
Artist Mariyo Yagi / 2003
10月京都市子どもパトナ教育相談センター前庭デザインの相談を受け、提案することにした。京都という文化歴史の都、茶庭、仏閣土塀のある風土、伝統の技を現代に活かす継承、都市の潤い憩いの開かれた市民の庭、カウンセリングのための心の庭、街界隈に四季折々に咲き乱れる木々や花と土の香の提供、エコ環境への配慮として土に還る素材=荒壁土ブロックの開発(長年にわたってわたしとアイディア連携してきた村上博の創作)に加え、地域、初音小学校跡地に残されていた石材、石門柱、瓦の再利用をした地域の庭。
教育相談に訪れる子供、地域の人、観光客、人びとが親しめる庭。
「初音の庭-地の響」は地のいのち、緑のいのち、水のいのちが共に響きあう庭「まちなかの庭ー心の庭」としてつくられました。古都の伝統技術をもとに、土、珪藻土、古紙、貝殻、藁などで新しく技術開発された土塀風彫刻を中心に、水琴窟と京都市初音小学校跡に残る御影石や古瓦を再利用した環境芸術作品です。
初音の 庭
環境芸術「地の響」
八木マリヨ
今、この瞬間
生きものみんな
あなたもわたしも
宇宙のラセン運動のなかにいる
2003年4月
土塀風彫刻:
土・古紙・珪藻土・貝殻・藁・小石 (土に戻すと植物の肥料になる)
高木:ヤマボウシ・コブシ・サクラ・ヤマモモ
中木:ナナカマド・シマトネリコ・オガタマ・ナナミノキ・レッドロビン・ ヤブツバキ・サザンカ・キンモクセイ
低木:ユキヤナギ・ビョウヤナギ・コデマリ・シモツケ・ガクアジサイ・ハギ・シャクナゲ・アセビ・ヒラドツツジ・クチナシ・コクチナシ・ムラサキシキブ・ドウダンツツジ・ヂンチョウゲ
地被類:
アシュガ・タマリュウ・ヤブラン・フッキソウ・ヤブコウジ・シャガ・ビンカミノール
鋪装:御影補石・古瓦・土三和土風洗い出し ・水琴窟 ・照明
サイズ-270平方メートル
デザイン-八木マリヨ
技術管理-松村学
施工 (株)インターナショナルパブリックアート
(株)丸浩工業/(株)小林造園/(株)ティーズコーポレーション
(株)関西電業社
場所 京都市教育相談総合センター 2003年4月28日開所
場所 京都市教育相談総合センター(こどもパトナ)
住所 〒604-8184 京都市中京区姉小路通東洞院東入
電話 075-254-7900 /FAX 075-254-7901